クラッシュ・オブ・ロボッツ（Clash Of Robots）

1対1、サイドビューで戦う形式で、見た目は「ストリートファイターIV」に近い。

ただ、操作は極限までシンプル化されており、バーチャルパッドの左右で前後移動、パンチ、キック、ガードはそれぞれに対応するボタンで行う。

ジャンプは存在せず、バーチャルパッドの上下のキーをタッチしながらパンチやキックを行うと、強力な攻撃が行えるというシステムだ。

格闘ゲームでおなじみの複雑なコマンドをスマートフォンのタッチパネルで出すのは難しい…と感じる人は少なくないだろうが、本作ならコマンド技の難しさを気にせず対戦格闘アクションの楽しさが味わえる！

また、ロボット同士のバトルと言うことで効果音、エフェクト、ゲームスピードなどが重厚感あるものになっているもの特徴。

とくにゲームスピードがゆっくりしていることは、落ち着いて次の技を考えられる…というメリットに繋がっていると感じた。

対戦アクションをスマホで楽しみたいという人にオススメの作品だ！

格闘ゲームといえば、打撃技は投げ技に勝ち、投げ技はガードに勝ち、ガードは打撃技に勝つ…という「3すくみ」がゲームの基本。

「3すくみ」があることで、「次に相手がどんな行動をしてくるか？」という読み合いが起きるのだ。

では本作は格闘ゲームのだいご味である読み合いが楽しめないのかというと、そうではない！

本作では投げ技の代わりに、特定の技がガードを破壊する、ガードクラッシュ属性になっている。

これによって、通常技は強攻撃に勝ち、強攻撃はガードに勝ち、ガードは通常技に勝つ…という「3すくみ」が作られているのだ。

極限までシンプルに作られているのに、格闘ゲームのだいご味である読み合いはしっかり楽しめる…というのが、本作の強い魅力となっている！

技の間合いより遠い間合いで技を繰り出したら、当然相手には当たらない。

また、相手の技の間合いの外から攻撃できる技を知っていれば、一方的に攻撃を当てることが可能だ。

そして、相互に攻撃を繰り出した際に重要となるのが、スピード。

攻撃の発生が遅い技と早い技なら、当然早い技の方が勝つ。

このため、プレイを開始したまずは自分が使うキャラクターについて、どの技がどの距離で当たるのかと、どの技がどれくらいの早さで出るのかを確認しよう。

これを知ることで、相手の立ち回りに合わせた適切な選択肢は何か？を知ることができるぞ。